Free南郷アートプロジェクト10年節目で幕 市南郷文化ホールで最終公演へ

八戸ジャズ楽団の演奏に合わせて、リハーサルを行う森下真樹さん(右)らダンサー
八戸ジャズ楽団の演奏に合わせて、リハーサルを行う森下真樹さん(右)らダンサー

八戸市南郷の魅力を発信する「南郷アートプロジェクト」が10周年の節目をもって、幕を閉じる。首都圏で活躍するアーティストを招き、地域の自然や文化とコラボしながら、ダンスや演劇を届けてきたプロジェクトは、6、7日に市南郷文化ホールで上演される「DANCE×JAZZ Episode.0―ジャズの里 南郷」でラストステージを迎える。

 2011年に市主催でスタートし、アーティストと地域住民が交流しながら、ヒマワリ畑でのダンス公演や捕鯨をテーマにした演劇を発表し、地域の魅力を発掘してきた。

 今回は、プロジェクトが始まって以来携わってきた東京都在住の振付師でダンサーの森下真樹さんらが出演。「八戸ジャズ楽団」が生演奏を届ける他、地元のパフォーマンス集団「沢代キュートン」が映像で出演する。

 初回からプロジェクトを担当する市新美術館建設推進室の大澤苑美さんは、「地域の皆さんとダンサーの結束感を見て、企画当初から求めてきた理想に近づいていると感じる」と充実感をにじませる。

 八戸ジャズ楽団の藤田直哉事務局長は、今回で4回目の参加。「ダンサーのコラボは貴重な経験。それが終わってしまうのは少し寂しい」と語り、「楽団の子どもたちと一緒に最後のステージを盛り上げたい」と意欲を見せる。

 青森県外の出演者のPCR検査を行うなど、新型コロナウイルスの感染対策を取った上で上演する。

 6日午後7時、7日同2時開演。前売り一般1500円(当日2千円)、高校生以下は無料で整理券が必要。チケットは市南郷文化ホール、市公会堂、はっちなどで取り扱う。
八戸ジャズ楽団の演奏に合わせて、リハーサルを行う森下真樹さん(右)らダンサー

 
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