全国的なキャンプブームの広がりを受け、新郷村ふるさと活性化公社が、同村の間木ノ平グリーンパーク内に女性専用キャンプサイトの開設準備を進めている。女性客でも安心してキャンプを楽しめる環境を整備し、さらなる客層の拡大を目指す。利用開始は１０月２日から。
　同公社によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ソーシャルディスタンス（社会的距離）を確保しやすいアウトドアレジャーは人気が高まっており、グリーンパークでも例年に比べてキャンプの利用客が増加しているという。
　女性専用キャンプサイトは、係員が待機する管理棟近くに設け、防犯カメラを設置して防犯対策を徹底。温水洗浄便座やシャワー、フリーＷｉ―Ｆｉなども完備した。
　利用料は１泊１５００円。３千円の追加料金でテントとタープを貸し出し、係員が組み立ても行う。寝袋やたき火台、スマートフォンのポータブル電源なども別途料金でレンタル可能。
　公社の角岸秀伸事務局長は「女性専用のサイト開設は青森県内初の試みだと思う。キャンプの敷居が高いと考えている女性にも気軽に楽しんでもらうきっかけになれば」と話した。