Free台湾の陸上選手と地元小中学生が交流 五輪ホストタウンの野田村

台湾の高校生トップ選手(中央)からバトンの受け渡しを学ぶ児童
台湾の高校生トップ選手(中央)からバトンの受け渡しを学ぶ児童

東京五輪・パラリンピックで台湾の「復興ありがとうホストタウン」となっている野田村は9日、村体育館で、台湾の陸上関係者を招いた教室を開いた。村内の小中学生約60人が、指導者や選手と交流しながら、走り方の基本や練習方法を学んだ。
 来村したのは、台湾のトップチームを指導する陳鴻雁(チェン・ホンイェン)さん(62)と劉元凱(リウ・ウェンカイ)さん(38)、台湾の高校生女子100メートルで1位の張秝羚(チャン・リーリン)さん(17)、同4位の張秝榕(チャン・リーロン)さん(17)の双子の姉妹の計4人。
 会場では、4人が児童や生徒に、正しいウオーミングアップや練習で意識するポイント、リレーでのバトンの受け渡しを指導。児童や生徒は、張さん姉妹の手本をまねしながら体を動かした。
 最後は全員でリレー競走に挑戦し、会場には大きな歓声が響き渡った。
 張さん姉妹は「教えた内容が難しくてうまくできない子どももいたが、諦めずにやり続けてくれた」と笑顔。村立野田小6年の小田琉輝君は「いろんなことを学んだので、忘れないように自分たちでも練習したい」と話した。
 4人は7日夜から10日朝まで村に滞在。初日は2軒に民泊し、2日目は東日本大震災からの復興状況を視察した。
台湾の高校生トップ選手(中央)からバトンの受け渡しを学ぶ児童

 
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