Free農家の働き手不足解消を 三戸の生産者と八学大がシステム構築取り組む

労働力補完システム構築に向けた方策を話し合う学生と地元農家ら
労働力補完システム構築に向けた方策を話し合う学生と地元農家ら

人手不足に苦しむ農家を支援しようと、三戸町地域担い手協議会(貝守世光会長)は2019年度から、八戸学院大と連携し、労働力確保のための補完システム構築に取り組んでいる。7日は町中央公民館で学生による基礎調査の報告が行われ、システムの実現に向けた課題を探った。
 同協議会は、町内の農家や町関係者で構成。19年度は、同大の2年生6人が同年10~12月に計10日間、同町のリンゴ園で作業を体験し、現場の実態を調べた。
 この日は学生6人中5人が参加。収穫期など忙しい時期の働き手を確保するため、「自由な出退勤制度の導入」「作業内容のマニュアル化」「大学のゼミやサークルの誘致」など五つのアイデアを提案した。
 報告後は、農家ら約20人を交え、アイデア実現への課題について意見交換。手伝いを継続してもらうための「経験に応じた給与設定」、移動の負担軽減に向けた「乗合制度の利用」などが挙がった。
 同協議会は20年度以降も、労働力補完システム構築の検討を続ける。
労働力補完システム構築に向けた方策を話し合う学生と地元農家ら

 
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