Free【北奥羽の神社】源頼義建立説が有力/小田八幡宮(八戸市)

北奥羽の神社

小田坂の麓に位置し、境内周辺に見える末社や神池が、一段と神秘的な雰囲気を漂わせる。

 起源は平安時代にまでさかのぼる。当時、将軍として勢力を強めていた源頼義が、陸奥国(東北地方北部)を治めようと建立した説が有力。

 時はたち、江戸時代には源義経伝説も広まった。伝承によると、1188年に平泉から源頼朝の追討を逃れてきた義経一行が高館山に仮住まいを設けた。その後、勝負事の神様である毘沙門天像を奉納したといわれている。

 諸説あるが、義経が自ら小さな田を開墾したことから、この地域を小田と呼ぶようになったとも。

 毎年9月に開かれる例大祭では、赤い衣装に身を包んだ地元住民らが伝統芸能「高館駒踊り」と「日計えんぶり」を優雅に舞う。

 地域に愛され、大切にされている場所の一つでもある。これからも小田の繁栄を願い、鎮座する。

【祭神】誉田別命
【御利益】交通安全、商売繁盛、五穀豊穣
【例祭】9月第2土曜
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【住所】八戸市小田1の2の1
【電 話】0178(28)3007

 
お気に入り登録