五戸町倉石中市の「倉石焼陶花苑」で３日、作陶家大久保力松さんによる「えびね蘭（らん）とやきもの展」が始まった。大久保さんが作陶した鉢に植えられたエビネが、春らしい温かみある雰囲気を演出し、訪れる人を楽しませている。２１日まで。

　会場内には、地元に自生するイシズチエビネやジエビネなどを植えた４００以上の鉢が並ぶ。大久保さんによると、例年は生育にばらつきが見られるが、今年は４月の陽気で多くの花がそろって咲き始めたという。大久保さんは「大型連休中が一番の見頃だと思う。気軽に立ち寄ってほしい」と話している。

　入場無料。時間は午前９時半～午後５時。問い合わせは陶花苑＝電話０１７８（７７）２７１５＝へ。