Free厳寒の夜空彩る花火ショー 十和田湖冬物語、19日まで

音楽に合わせた演出で打ち上げる花火
音楽に合わせた演出で打ち上げる花火

十和田八幡平国立公園の十和田湖畔休屋地区で、第25回十和田湖冬物語が開かれている。期間中は火、水曜を除き、毎日午後7時半から約200発の花火ショーが行われ、厳寒の夜空を彩っている。観覧無料、19日まで。

 冬期の誘客促進などを目的に、実行委員会(中村秀行委員長)が主催している。

 2020、21年度は有料のイルミネーションイベント「FeStA LuCe(フェスタルーチェ)」を開いていた。しかし、新型コロナ禍での収益リスクや自然公園法改正により、これまでのようなイルミネーションの実施は難しいと見込まれたことから、以前の冬物語で人気の高かった花火ショーに変更した。

 花火プログラムは約5分間。月、木、金、日曜は「十和田湖の自然、母性」、土曜は「子どもへの愛、未来」をテーマに、音楽に合わせて打ち上げている。

 1月30日はほとんど風がなく、来場者が澄んだ夜空に映える花火を楽しんだ。

 野辺地町から訪れた大学生の木明実咲さん(21)は「間近で打ち上がり、予想以上にきれい。ほぼ毎日見られるのはすごいですね」と話していた。期間中に再訪する予定だという。

 メッセージ花火の予約も受け付けている。1玉5千円(税込み)からで、希望日の前日までに申し込む。 このほか、休屋地区の3店舗では2月28日まで、青森、秋田両県の名物を堪能できる「おいしい食の国境まつり」も開催している。

 花火は悪天候時は中止。問い合わせは、実行委=電話0176(75)1531=へ。

 
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