Freeアブラメ研究で東北最優秀賞 八水高の3人、全国大会へ

最優秀賞を受賞した(左から)城田柚希さん、吉田衣吹さん、佐々木啓仁さん
最優秀賞を受賞した(左から)城田柚希さん、吉田衣吹さん、佐々木啓仁さん

10月に山形県で開かれた「第31回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表東北地区大会」で、アブラメによる水産振興に取り組む青森県立八戸水産高(嵯峨弘章校長)海洋生産科3年の3人が最優秀賞に輝き、12月に秋田県で開催される全国大会への出場を決めた。3人は「この研究に携われてうれしい。全国でも頑張りたい」と笑顔を見せる。

 同地区大会は東北地区水産高等学校長協会が主催した。受賞したのは吉田衣吹さん(18)、佐々木啓仁さん(18)、城田柚希さん(18)。3人は「階上町緊急アブラメ再宣言!!~新たなフェーズ~」と題して発表した。

 同校では3年生がそれぞれ課題研究に取り組んでいる。3人は同校での研究が8年目に入った同町のアブラメについて調査。▽海を汚さないコンニャクを利用した釣り餌の開発▽稚魚3千匹に標識を装着しての資源調査▽実習場での飼育によるアブラメ養殖の可能性調査―などを実施した。

 大会では、これらの成果について発表。佐々木さんは「覚えてもらいやすく、分かりやすい、さらに面白い発表を心がけた」と話す。城田さんは「最優秀賞を取れるとは思わなかった」、吉田さんは「先輩方から引き継いできた研究でもある。受賞できてうれしい」と喜びをかみ締めた。

 
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