Free縄文の魅力、首都圏へ発信 銀座で出土品展示スタート

三内丸山遺跡の出土品が並ぶ会場=30日、東京都中央区
三内丸山遺跡の出土品が並ぶ会場=30日、東京都中央区

世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を代表する三内丸山遺跡(青森市)の出土品など約140点を集めた「JOMON DAYS SATELLITE(縄文デイズ・サテライト)」の開会式が30日、東京都の東急プラザ銀座で開かれた。都内で大がかりな出張展示が企画されるのは1996年以来。1日から一般公開し、豊かな精神文化を育んだ縄文の魅力を首都圏に発信する。

 文化庁の補助事業として日本デジタル芸術スポーツ文化創造機構(東京)が主催し、三内丸山遺跡センターが特別協力する。持続可能な開発目標(SDGs)に注目が集まる中、自然と共生した1万年にわたる暮らしの価値観を伝えるのが狙いだ。

 期間中は、土器やヒスイ製大珠、年間を通じて定住した証となる多彩な魚の骨などが並ぶ。仮想現実(VR)による当時の生活の疑似体験や、ミニチュア土器作りといったワークショップも開催する。

 30日の式典に来賓出席した文化庁の都倉俊一長官は「1万年以上も続いた人類史上、希有な例として世界遺産に指定されたことは日本の誇りだ」と強調。センターの岡田康博所長は「縄文に興味関心を持ち、ぜひ現地に足を運んでほしい」と呼びかけた。

 会期は来年1月9日まで。入場料は中学生以上700円、小学生300円、小学生未満は無料。

 
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