Free【あの日の紙面】1986(昭和61)年3月24日

あの日の紙面

大相撲春場所千秋楽で、前日に初優勝を決めた関脇保志(現八角理事長)が小錦に敗れ、有終の美を飾ることができなかった―と伝えている。

 保志は、双羽黒や小錦、寺尾らと共に「花のサンパチ組」と呼ばれ、同年代のライバルたちとしのぎを削った。同部屋で、昭和の大横綱といわれた千代の富士とも激しい稽古を積み重ね、頭角を現していった。

 同年7月場所で大関昇進を決め、しこ名を北勝海に改めた。翌年横綱となったが、その後はけがに泣き、28歳の若さで現役引退を表明した。

 
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