Free津波避難計画の改定案公表 八戸市、今秋にも策定へ 車避難など課題に明記

八戸市が公表した津波避難計画の改定案。赤と黄色に色分けし、避難困難地域を地区ごとに示す(市のホームページより抜粋)
八戸市が公表した津波避難計画の改定案。赤と黄色に色分けし、避難困難地域を地区ごとに示す(市のホームページより抜粋)

八戸市は1日、青森県の新たな津波浸水想定を踏まえた津波避難計画の改定案を公表した。津波到達までに逃げるのが難しい「避難困難地域」は沿岸部や河川流域部で拡大。困難地域の解消に向け、住民から要望があった自動車による避難やハード整備の検討を課題として盛り込んだ。パブリックコメント(意見公募)や専門家からの意見聴取を経て、今秋にも策定する。

 計画は地区ごとに避難場所や経路を定める。見直しは2014年度以来で、県が21年度に公表した日本海溝・千島海溝沿いの地震などの想定を反映。八戸は最大26・1メートルの津波に襲われ、浸水域が約1・4倍の53・5平方キロに拡大すると見込まれる。

 困難地域は各地の津波到達時間を基に洗い出した。一般の人と、避難に時間を要する歩行困難者の2パターンについて、地図に色分けし、避難場所や経路と共に示した。浸水域の拡大に加え、津波到達が早まり、困難地域は広がった。

 住民ら対象にした地区説明会の意見も反映。課題の項目を設け、車避難や避難路整備、指定避難所の拡充の検討などを明記した。

 津波の逆流によって被害は河川流域の内陸部にも及ぶ。避難対象の地域には田向地区などを追加。尻内地区などでは区域が広がった。指定避難所は3カ所増の33カ所。津波避難ビルは3カ所減の21カ所となった。

 市防災危機管理課の下村晃一課長は「今回は現在の施設を基にした改定で、津波避難対策はこれで終わりではない。課題を検討し、拡充を図る」と話した。

 改定案は市のホームページや各支所、公民館などで見られる。パブリックコメントは1日に開始し、同課が14日まで受け付ける。

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