Free仙台育英、悲願の頂点 春夏合わせ東北勢初/夏の甲子園

 第104回全国高校野球選手権大会の決勝で下関国際を破って初優勝を果たし、喜ぶ仙台育英ナイン=22日、甲子園球場
 第104回全国高校野球選手権大会の決勝で下関国際を破って初優勝を果たし、喜ぶ仙台育英ナイン=22日、甲子園球場

第104回全国高校野球選手権大会は22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)に8―1で勝って初優勝した。東北勢が甲子園大会で頂点に立つのは春の選抜大会を含めて史上初。春夏合わせて13度目の決勝挑戦で悲願を果たした。

 仙台育英は東北勢がぶつかった聖光学院(福島)との準決勝を制して、春夏合わせて4度目の決勝だった。四回に先制すると七回に5点を加えるなどリードを広げ、2投手の継投で逃げ切った。

 下関国際は準々決勝で今春の選抜大会王者の大阪桐蔭を破るなどして初めて決勝に進んだが、山口県勢として1958年の柳井以来、64年ぶりの夏の甲子園制覇はならなかった。

 大会は3年ぶりに一般の観客を入れて開催された。新型コロナウイルスの集団感染などで開会式は各校の主将のみの行進に変更され、6校が欠席したが、試合には全49チームが出場した。

 最北の優勝校は北海道・駒大苫小牧で2004、05年と夏の大会を2連覇した。

 
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