Freeいざ本番、八戸三社大祭 31日開幕、山車運行も

はちのへ山車振興会共同制作山車の運行ルート
はちのへ山車振興会共同制作山車の運行ルート

約300年の歴史を誇る八戸三社大祭は31日、開幕する。新型コロナウイルス流行後、初となる山車運行を控える八戸市中心街では前日の30日、子どもたちがにぎやかにお囃子はやしを響かせ、祭りムードを盛り上げた。

 今年の祭りは、新型コロナの影響で、神社行列と山車の合同運行が3年連続で中止となる一方、代替の特別行事として、はちのへ山車振興会が制作した、組み立て式の移動型山車1台の運行などが予定される。

 30日は完成したばかりの移動型山車がマチニワに登場。類家山車組と白山台山車組の子どもらが息を合わせて小太鼓や笛を奏で、花を添えた。

 買い物途中に足を止めた市内の女性(84)は「お囃子を聞くと祭りが始まるんだなという気分になる。八戸の夏にはこれがないと」と目を細めた。

 この日は最高気温31・0度を観測し、真夏日となった八戸。市庁前市民広場では、全27の山車組がそれぞれ制作した、据え置き型の小型の山車を設置する作業が最終盤を迎え、関係者が額に汗を浮かべながら仕上げに当たった。

 31日は午後5時から移動型山車の運行などが行われる。

 【31日の主なイベント】
 ▽据え置き型山車展示(午前9時~午後8時半、市庁前市民広場)
 ▽はちのへホコテン(午前11時~午後4時、市中心街)
 ▽郷土芸能披露(午後2時~2時半、5~6時、マチニワ)
 ▽移動型山車運行(午後5~7時、市中心街)

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