Freeペーパーアートの魅力実感 八戸・南郷で体験学習会

ペーパーアート作りに挑戦する親子

八戸市南郷歴史民俗資料館で開催中の特別展「ペーパーアートで見る昭和の情景」の作者、太田隆司さん(58)を講師とした体験学習会が23日、同館に隣接する島守市民サービスセンターで行われた。

 東京都生まれの太田さんは、日本大芸術学部デザイン学科卒業後、ペーパーアート作品の制作に専念。全国各地で個展を開催している。

 体験学習会には、親子5組が参加。太田さんが、南郷地区にある福一満虚空蔵菩薩(ふくいちまんこくぞうぼさつ)堂を題材に作ったペーパーアートのキットを活用し、開くと立体的に見える「3Dメッセージカード」作りに挑戦。はさみやカッターを使用し、人物や車、木々などを切り出し、1時間ほどでカードを完成させた。

講師を務めた太田隆司さん

太田さんは「紙の優しさや、カット技術の精密さがペーパーアートの魅力。体験会を通じて、紙だけで奥行きの世界が広がる驚きと出合えると思う」とPRした。

 特別展は9月4日まで開催(8月8、12、22、29日休館)。8月6日の体験学習会「ペーパーアートで犬を作ろう!」と、最終日の9月4日のギャラリートークには、太田さん本人が来場する。いずれも申し込みが必要で、参加無料。問い合せは同資料館=電話0178(83)2443=へ。

 
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