Free佐々木選手(五戸出身)に県民栄誉賞授与 デフリンピック陸上「金」

県民栄誉賞を手にする佐々木琢磨選手(左から2人目)ら=13日、青森県庁
県民栄誉賞を手にする佐々木琢磨選手(左から2人目)ら=13日、青森県庁

青森県と県教委は13日、今年5月に行われた聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の陸上男子100メートルで、日本人初の優勝を果たした佐々木琢磨選手(28)=五戸町出身、仙台大職員=に、県民栄誉賞と県スポーツ栄誉賞をそれぞれ授与した。

 佐々木選手は2017年の前回大会でも、400メートルリレーで金メダルを獲得している。2大会連続で県民に感動を与え、勇気と希望をもたらした功績が評価された。

 県庁で三村申吾知事と和嶋延寿教育長から表彰を受けた佐々木選手は、25年の次回夏季デフリンピック開催地が東京に決まる可能性に言及。「100メートルだけでなく、200メートルや400メートルリレーでも金メダルを取り、3冠を目指す」と意気込んだ。また、一般の陸上選手権での優勝にも意欲を示した。

 三村知事は「佐々木選手は郷土の誇り。これからも切磋琢磨(せっさたくま)して、さらに金メダルを取りに行ってほしい」とエールを送った。

 県民栄誉賞受賞は佐々木選手で延べ21人目、県スポーツ栄誉賞は同22人目となる。障害のあるスポーツ選手では、いずれも2人目の受賞。

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