Free洋野・種市小児童「町の海きれいに」 八戸海保が環境保全教室

八戸海上保安部職員(右)と海についての学びを深める児童
八戸海上保安部職員(右)と海についての学びを深める児童

八戸海上保安部による海洋環境保全教室が15日、海上保安協力校に指定されている洋野町立種市小(山下秋雄校長)で行われた。児童は学習を通し、「自分たちで町の海をきれいにすることから始めよう」と環境美化への思いを新たにした。

 4年生43人を対象とした教室では、ビーチボール地球儀を使って海の広さを体感。八戸海保の職員が複数回ボールを投げ、児童がつかんだ指先がほぼ毎回海だったことから「地球はほとんどが海なんだ」と驚きの声が上がった。

 海洋汚染について、生活排水が環境に負荷を与えていることも説明。プラスチックごみが、生物や景観、海上での事故に影響を与えていることにも触れた。「残飯を出さない、ポイ捨てをしないなど、できることからやっていこう」との呼びかけに、児童は元気に返事した。

 續石香玲さん(9)は「広い海でいろいろな生き物が困っていることを知った。たくさんごみを拾い、地域をきれいにしていきたい」と話した。

 その後、児童らは種市漁港北側海岸に移動し、海浜清掃、ごみの分類調査を行った。

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