公選法、条文ミスを2年放置

 2018年の公選法改正で、参院法制局が作成した条文にミスがあり、総務省が指摘したにもかかわらず2年以上放置されていたことが20日、分かった。条文修正に不備があり、一部の罰則が存在しない状態になっていた。参院法制局は同日の参院議院運営委員会理事会で謝罪した。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「報告も相談もなかった。大変残念であり、問題だ」と述べ、早期に修正すべきだとの認識を示した。15年の改正にも余分な文言を加える誤りが見つかり、自民党は来週にも議員立法を提出する方向で調整する。