震災犠牲の大川小遺族を脅迫疑い

 東日本大震災で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小の遺族に対し、殺害すると文書で脅したとして、宮城、大阪、高知の3府県警は5日、脅迫容疑で高知県香南市野市町本村、小学校臨時講師近森公和容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月22、23日、大川小で犠牲になった児童3人の遺族を「殺害する」などと文書で脅迫した疑い。

 宮城県警によると1月中旬、報道機関にこの文書が郵送され、県警に届けられた。県警が遺族に示したという。消印は高知県内で、差出人は偽名だった。

 高知県教育委員会と南国市教委によると、4月から同市立十市小の臨時講師として赴任した。