将棋、三冠の渡辺が最優秀棋士

 渡辺明三冠、藤井聡太七段
 渡辺明三冠、藤井聡太七段
 第47回将棋大賞選考委員会が1日、東京都内で開かれ、2019年度の最優秀棋士賞は、三冠の渡辺明棋王・王将・棋聖(35)が選ばれ、7年ぶり2度目の受賞となった。高校生プロの藤井聡太七段(17)は、記録部門の勝率1位賞と最多勝利賞を獲得した。

 特別賞には最年長の46歳で初タイトルを獲得し、話題を呼んだ木村一基王位(46)に決まった。

 渡辺三冠は棋聖を奪取、その後は棋王と王将を防衛して三冠を守った。藤井七段は勝率8割1分5厘、勝利数53勝(12敗)の好成績を収め、初めて3年連続で8割以上となった。

 優秀棋士賞は、二冠の豊島将之竜王・名人(29)が選出された。