相模原殺傷、植松被告の死刑確定

 植松聖被告(フェイスブックから)
 植松聖被告(フェイスブックから)
 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、横浜地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた元職員植松聖被告(30)が30日、弁護人による控訴を取り下げた。地裁が明らかにした。同日が控訴期限のため、高裁や最高裁の判断を待たずに死刑が確定した。

 植松被告は判決後の18日、接見取材に対し「控訴しない。二審、三審と続けるのは間違っていると思う。(死刑は)出るだろうと思った。納得はしていない」と話したが、弁護人が27日に控訴していた。

 公判では事件当時の刑事責任能力の有無や程度が争点になり、判決は責任能力を認めた。