いじめ被害児を別室自習、大阪

 大阪府吹田市の市立小学校が昨年6月、同級生からいじめを受けた6年生の男児を別室で自習させ、男児がその後、不登校になっていたことが30日、市教育委員会への取材で分かった。不登校を受け、市教委は昨年9月にいじめの「重大事態」に認定した。

 市教委によると、男児は昨年6月6日、「友達からいじめられている」と担任教諭に相談。同級生の男児4人から暴言やたたくなどのいじめを受けた。教室に入るのを怖がったため、学校は同13日から会議室で教員が付き添う個別授業を実施した。

 学校は、会議室での自習などの時間を設けるようになったが、事前に保護者や男児に説明していなかった。