新型肺炎、中国の死者2004人

 【北京共同】中国政府は19日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる中国本土の死者が136人増え、計2004人になったと発表した。感染者も計7万4185人に増加した。中国共産党系メディアは当局の初動の遅れを批判した。

 感染者は18日に1700人以上増えた。最も状況が深刻な湖北省武漢市だけで死者が116人増えた。

 中国共産党系の環球時報(電子版)は18日夜、1月11~20日に5千人以上の感染者が発生していたとする中国政府系機関の研究結果を報道。同月20日に中国当局が対策を本格化させるまで「有効な予防と抑え込みの措置が取れなかった」と対応を批判した。