東芝、ニューフレア完全子会社に

 東芝は17日、半導体製造装置会社ニューフレアテクノロジーへの株式公開買い付け(TOB)の応募結果を公表し、TOBが成立したと発表した。株主からの応募数が目標を上回った。株式の追加取得によって保有比率は3分の2以上となる84・7%に高まる。東芝は今後、ニューフレアを完全子会社化する手続きを進める。

 ニューフレアを巡っては、光学機器大手HOYAもTOBをする方針を公表し、争奪戦になる可能性があったが、15・8%の株式を持つ東芝機械が東芝のTOBへの応募を決め、形勢が固まった。HOYAは17日、TOBの実施を断念すると発表した。