徴用工、韓国議長案の成立求める

 16日、元徴用工の団体がソウル市内で開いた記者会見(共同)
 16日、元徴用工の団体がソウル市内で開いた記者会見(共同)
 【ソウル共同】元徴用工問題で、韓国国会の文喜相議長が募った寄付金を支給する内容の法案を国会に提出したことを巡り、元徴用工の団体が16日ソウルで記者会見し、法案を成立させ「早く金を受け取らなければならない」と主張した。この団体は日本企業に勝訴した元徴用工や弁護団を批判し、法案通過で補償を受けたい姿勢を前面に打ち出している。

 日本企業に勝訴した元徴用工側は、法案に「日本側の謝罪が前提となっていない」と反発しており、大統領府も否定的で法成立の見通しはない。