北朝鮮労働者はロシア撤収

 【モスクワ共同】ロシア外務省のイリチョフ国際機関局長は15日、ロシアで出稼ぎ労働をしていた北朝鮮労働者は「ほぼ全員ロシアから撤収し、現在残っているわずかな人々も間もなく出国する」と述べ「ロシアは国連制裁に違反していない」と強調した。インタファクス通信が伝えた。

 国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁として、加盟国に昨年12月22日までの送還を義務付けていた。

 イリチョフ氏は、残っている北朝鮮労働者は飛行機の便などの都合で帰国を待っていると説明。「ロシアで労働して対価を得ている北朝鮮人はもういない」と述べた。