南都銀行、人員2割減へ

 南都銀行は13日、2025年3月末までに、現在約2600人いる従業員のうち約2割に当たる約600人を減らす方針を明らかにした。希望退職者は募らず、定年退職や新規採用の抑制による自然減で対応する。日銀のマイナス金利政策の影響で収益環境が悪化する中、経営の効率化で生き残りを目指す。

 13日発表した20年度から10年間の経営計画に盛り込んだ。奈良県を中心に展開する支店など約140店舗のうち2割程度を来年6月までに順次削減し、店舗網を再構築することも計画に盛り込んだ。

 南都銀行は今後、店舗や業務の削減を進める。