KLM、飛行機減便で温暖化抑制

 オランダ・アムステルダム郊外スキポール空港に駐機するKLMオランダ航空の飛行機=7月(ロイター=共同)
 オランダ・アムステルダム郊外スキポール空港に駐機するKLMオランダ航空の飛行機=7月(ロイター=共同)
 【ブリュッセル共同】KLMオランダ航空は13日、温室効果ガス排出量が多い飛行機より鉄道を利用してもらおうと、アムステルダムと隣国ベルギー・ブリュッセルを結ぶ便の減便を発表した。両都市中心部の距離は直線で約170キロ。オランダ下院は3月、地球温暖化防止のため同空路廃止の動議を可決していた。

 同便は毎日5往復運行。これを来年3月から4往復とし、今後さらに減便を検討する。KLMは鉄道会社との協力を強化する一方、環境に配慮し「責任を持って飛ぼう」と呼びかけるキャンペーンも開始。宣伝ビデオで「(飛行機の)代わりに列車はどうですか」などと訴えている。