共同経済活動では「前進がある」

 【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は13日付の同国紙トルードとのインタビューで、南クリール諸島(北方領土)で日本と実現を目指す共同経済活動では「明らかな前進がある」と指摘し、日ロが来月実施する観光ツアー実現に向けたパイロット(試行)事業や、ごみ処理事業のための協議を評価した。

 ラブロフ氏はまた北方領土問題を念頭に「あらゆる分野での協力関係を長期的に前進させ、2国間関係を質的に新たな基盤に乗せることが困難な問題解決の条件をつくり出す」と指摘。日本との関係を新しいレベルに引き上げるための作業を共に継続していく用意があると改めて語った。