内閣改造・党人事10日実施

 岸田首相
 岸田首相
 岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事を10日に実施する方針を固めた。これまで9月前半で調整していたが、看板政策の「新しい資本主義」や物価高対策を推進するため、秋に見込む臨時国会に向けて態勢を早く整えるべきだと判断した。党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長については続投させる意向だ。複数の政権幹部が5日、明らかにした。

 首相は8日に党臨時役員会を開き、役員人事の一任を取り付ける。9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列した後の10日に内閣改造、党役員人事を行う。

 官邸を中心とした継続的な政策遂行の観点から、政権の骨格は維持する方向。