改称は「100%下村氏の意思」

 旧統一教会問題を巡る野党合同ヒアリングで証言する前川喜平元文部科学事務次官=5日午後、国会
 旧統一教会問題を巡る野党合同ヒアリングで証言する前川喜平元文部科学事務次官=5日午後、国会
 前川喜平元文部科学事務次官は5日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る野党合同ヒアリングに出席し、2015年、統一教会が世界平和統一家庭連合へ名称を変更した経緯を証言した。名称変更の申請に関し「当時、文部科学相だった下村博文氏はイエスかノーか意思表明する機会があった。意思が働いていたのは100%間違いない」と強調した。

 教団から15年6月に改称の申請があり、文科省の外局の文化庁は同年7月に受理し、同8月26日に認証を決定。下村氏の事務所は「現時点で(コメントを)出さない」とし、下村氏は今月3日、「受理しろと申し上げたことはない」と否定していた。