パキスタンの犠牲祭、様変わり
【イスラマバード共同】イスラム圏で大巡礼の期間が終了し、祝祭「犠牲祭」が始まった。新型コロナの影響で今年は様変わりした。市民は神にささげるヒツジやヤギを市場で購入するのが伝統だが、パキスタンでは密集を避けるため市場の設置が規制され、訪れる客は少なかった。代わりにオンラインで購入したり、現金を寄付したりして済ます人が多くなったという。
首都イスラマバードでは例年、住宅近接地に市場が設けられ、多くの人でにぎわう。今年は郊外に分散して設置されたが、感染を恐れる市民の足は遠のいたようだ。
一方、注目されたのがSNSなどで家畜を買い、肉を自宅で受け取るサービスだ。