台湾市民、李登輝氏を追悼

 台湾の迎賓館「台北賓館」の追悼場で、李登輝元総統に花を手向ける蔡英文総統=1日、台北(総統府提供・共同)
 台湾の迎賓館「台北賓館」の追悼場で、李登輝元総統に花を手向ける蔡英文総統=1日、台北(総統府提供・共同)
 【台北共同】台湾総統府に近い迎賓館「台北賓館」に1日、李登輝元総統の追悼場が設置され、真夏の日差しの下、訪れた多くの市民が台湾の民主化を推進した李氏に謝意を表し、冥福を祈った。一般公開に先立ち、蔡英文総統ら政権幹部も訪れ、花を手向けた。一般公開は16日まで。

 追悼場には笑顔の李氏の大きな写真が掲げられ、周囲は花で飾られていた。訪れた人々は1人ずつ、正面に立って追悼。出口には訪問者のコメントが張られ「民主、自由、あなたの精神は永久に刻まれます」「台湾の国父、感謝します」などと記されていた。日本語の記述もあった。

 李氏は7月30日に97歳で死去した。