非感染症への対応不十分に

 ジュネーブのWHO本部(ロイター=共同)
 ジュネーブのWHO本部(ロイター=共同)
 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は1日、新型コロナウイルス感染症への対応に各国当局や医療機関が追われる中、高血圧や糖尿病などの非感染症の治療や予防措置が不十分になっている傾向があるとの調査結果を公表した。

 WHOは5月に3週間にわたり、155カ国での現状を調査。治療などが一部もしくは完全に中断されるなどの影響を受けた国は、高血圧で53%、糖尿病で49%、がんで42%に上った。63%の国ではリハビリへの影響も出ており、半数以上の国では乳がん検診なども影響を受けている。