ソフトバンク元社員を起訴

 ソフトバンクの機密情報漏えい事件で、東京地検は14日、社外秘の機密情報を不正に取得したとして、不正競争防止法違反の罪で同社の元社員荒木豊容疑者(48)を起訴した。取得した情報は、ロシアの情報機関「対外情報局(SVR)」に所属する在日ロシア通商代表部の外交官に渡った疑いが持たれている。

 起訴状によると、荒木被告は昨年2月18日と3月26日、千葉県浦安市の自宅で、会社から貸与されていたパソコンを使って会社のサーバーにアクセスし、営業秘密になっていた機密情報を画面上に表示して撮影、不正に取得したとされる。

 荒木被告は昨年12月に同社を懲戒解雇された。