パキスタンで70人死亡

 【イスラマバード共同】パキスタンの災害対策当局は14日、数日間続いた雪や雨による雪崩や土砂崩れなどが原因で、北東部や南西部を中心にこれまでに少なくとも70人が死亡したと明らかにした。地元メディアが報じた。当局は今後も悪天候が続くとみられる地域への不要不急の訪問を避けるよう呼び掛けている。

 地元メディアによると、70人のうち55人は北東部アザド・カシミール特別州で雪崩などに巻き込まれた。南西部バルチスタン州でも雪崩や土砂崩れが起きた。

 アザド・カシミール特別州はインドと領有権を争うカシミール地方にあり、同国側カシミール地方でも市民5人と兵士3人が死亡した。