Free横浜町職員と住民が回収作業 陸奥湾沿岸のイワシ大量漂着

回収したイワシを仮置き場に積み上げる参加者
回収したイワシを仮置き場に積み上げる参加者

横浜町は同町の陸奥湾沿岸にイワシが大量に漂着したことを受け、7日から現地でイワシの回収作業を行っている。初日は職員や近隣町内会の住民ら計約100人が参加し、悪臭に耐えながら回収に汗を流した。イワシは砂や塩分を洗い流した後、焼却処分される予定。

 イワシは2月20日ごろから漂着し始め、同24日には南北23キロの沿岸全域で確認されるようになった。町内では2018年にもイワシが大量に打ち上げられており、いずれも海水温の低下などが大量死につながったとみられている。

 イワシは腐敗して異臭を放っており、町は民家に近い沿岸部計1・8キロでの回収を決定。町職員と周辺町内会のメンバーを中心に7、8の両日は横浜漁港から北側で、11、14、15日は百目木漁港から南側で作業を行うことを決めた。

 7日は参加者が打ち上げられたイワシを火ばさみで拾い、バケツに入れた。仮置き場はすぐに山のように盛り上がった。

 横浜漁港近くの新町町内会の杉山幸進(こうしん)会長(71)は「量は多いが、18年よりも腐っていないので拾いやすい。このまま進めば臭いがひどくなるので早く回収したい」と力を込めた。

 作業に参加した石橋勝大町長は「漂着はまさに災害。回収は人海戦術でしかできないので、住民の協力に感謝したい」と話した。

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