洋野町の宿戸地区で２月２７日、昭和三陸大津波慰霊祭が行われた。参列した岡本正善町長や地域住民ら約４０人が慰霊碑に手を合わせ、防災への意識を新たにした。

　昭和三陸大津波は１９３３年３月３日未明に発生。同地区大浜では死者２２人、家屋８戸が流失した。

　慰霊祭では、同地区会を代表し、吹切功一副会長が「当時のことを覚えている人は少なくなっているが、伝承していくことが大切。戦禍や災害のない世界になることを願いたい」とあいさつ。その後、参列者は焼香し、祈りをささげた。

　同町八木地区では６日に慰霊祭を行う予定。

………………………………………

※地域のニュースはデーリー東北で。まずはアプリをダウンロードしてお試しください。無料コンテンツもたくさんあります。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app