Free野辺地高で枋木選手のオンライン激励会 北京五輪出場、偉大な先輩へエール

オンラインで参加した枋木司選手にエールを贈る野辺地高の生徒=25日、野辺地高
オンラインで参加した枋木司選手にエールを贈る野辺地高の生徒=25日、野辺地高

2月4日に開幕する北京冬季五輪の男子バイアスロン競技に初出場する枋木(こぼのき)司選手(30)=東北町出身、自衛隊=のオンライン激励会が25日、滞在先のイタリアと母校の青森県立野辺地高をつないで行われた。枋木選手は「自分の持てる力を出すことだけに集中して、1桁順位を狙っていく」と決意を披露。在校生は大舞台で日の丸を背負う先輩に力強くエールを送った。

 枋木選手は、高校時代にスキー部でクロスカントリー競技に打ち込み、3年時のインターハイは個人種目で3位、リレーで優勝を飾った。卒業後は自衛隊に入隊し、バイアスロンに転向。今季のワールドカップ開幕戦で9位に入るなど活躍し、五輪日本代表に選ばれた。

 激励会には在校生143人が出席。新型コロナウイルス感染防止対策として3年生は体育館、1、2年生は別教室で視聴した。枋木選手はバイアスロン競技の魅力や五輪に出場する経緯などを紹介。生徒を代表して、前生徒会長の井筒省吾さん(3年)が「これまで培った精神力で目標を達成されるよう野辺地の地から応援しています」と声援を送った。

 参加した久保空司さん(3年)は「先輩は野辺地高の誇り。良い成績を残してほしい」と笑顔。東北町出身の重久美桜(みお)さん(3年)は「先輩の努力を見習って自分も目標に向かって行きたい」と話していた。

 
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