Free切り絵の楽しさ伝えたい 杉沢さん(福地中1年)、バーデハウスで展示会

作品を手に笑顔を見せる杉沢空良さん
作品を手に笑顔を見せる杉沢空良さん

南部町立福地中1年の杉沢空良(そら)さん(13)が手掛けた切り絵の展示会が、同町のバーデハウスふくちで開かれている。小学3年から創作を始め、独学で技術を習得。景勝地や東京五輪、縄文土器など、多彩なモチーフを緻密に表現している。杉沢さんは「技術や集中力を磨き、さらに完成度を高めたい」と熱意を燃やす。

 展示会のタイトルは「伝えたい楽しい切り絵の世界」。同施設ロビーには力作28点のほか、杉沢さんが通う八戸市の考古学クラブやアート教室のメンバーの作品も飾っている。

 元々縄文文化に興味があった杉沢さんは小学3年の時、弘前市で開かれた縄文関連の切り絵教室に参加。父親の友人の切り絵作家から指導を受け、初めて制作に取り組むと「自分に合っている。もっとやってみたい」と独自の世界に引き込まれた。

 その後も動画や専門書を見るなどして知識を深め、制作を続けた。大きくプリントアウトした写真を、下絵代わりにする方法も独自に考案。切り絵の魅力について「切った絵がばらばらにならないよう、どうつなげるか考えるのが面白い。完成した時は、とても達成感がある」と語る。

 2020年、八戸市の是川中央公園の壁面アートペイントの原画公募で最優秀賞を受賞。21年の第62回青森県美術展覧会(県展)では、キッズ・ジュニアの部絵画・版画部門で最高賞に次ぐ県議会議長賞を受賞した。

 今回の展示会には、県展に出品した「桜と共に」も並ぶ。桜が満開の弘前城を、色紙も使って鮮やかに表現している。

 杉沢さんは「想像力を働かせて構図をアレンジしたり、さらにきれいな色合いを表現したりできるようにしたい。将来は作家として活動できたら」と目標を語る。

 展示会は1月末まで。2月は八戸市立南郷図書館で展示予定。

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