十和田市のテキスタイル作家、後藤和子さんによるフェルトワーク展が３日、八戸市の「はっち」３階ギャラリー３で始まった。羊毛を圧縮して作る、軽やかで温かい上着やストールが会場を彩り、訪れる人を魅了している。６日まで。

　スウェーデンでテキスタイルを学んだ後藤さんは、多数の公募展で入賞した経歴を持つ。青森県内外で作品展を開いているが、八戸市では今回が初めて。

　会場には、羊毛にシルクや真綿などを組み合わせた、１枚でスタイルが決まる上着のほか、毎日使いできるストール、透け感のあるベストなど約５０点を展示。

　後藤さんは「フェルトでどんなものを生み出せるか知ってほしい。着るというよりは、包まれる感覚を味わって」と話している。

　入場無料。時間は午前１０時～午後４時。