Free洋野・大野高生ら「マツタケ見つけた!」 久慈平岳で里山づくり収穫祭

岩舘勝男さん(右)の助言を受けながら、マツタケを収穫する生徒
岩舘勝男さん(右)の助言を受けながら、マツタケを収穫する生徒

岩手県立大野高(北田義徳校長)は9月28日、同校が整備する洋野町久慈平岳の中腹で里山づくり収穫祭を行った。全校生徒69人が注意深く足元を探し、合計5本のマツタケを収穫。「見つけた」という歓声が山中に響き渡った。

 同校による里山整備は2005年から実施。今年は6月に生徒が落ち葉や下枝を集めてアカマツの根の風通しを良くし、マツタケが育ちやすい環境を作った。

 岩泉まつたけ事業協同組合まつたけマイスターの岩舘勝男さんは生徒に姿勢を低くして探すようアドバイス。マツタケが山や森の宝石とも称されることから、かさなどが崩れないように大切に扱うことも伝えた。

 大きく香りの良いマツタケを発見した、2年の小村峰憂(みゆ)さん(16)と上小路莉音(りのん)さん(17)は「夏に丁寧に整備したかいがあった。絶対に採りたいと意気込んでいたのでうれしい」と喜び合った。

 収穫したマツタケは10月中旬の文化祭で、まつたけご飯にして生徒に提供される予定。

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