天鐘(8月27日)

コロナ禍で繰り返し読まれているカミュの『ペスト』。名作たる所以(ゆえん)は熱病が感染爆発に至るまでの不気味な兆候と、行政の無能ぶりをつぶさに淡々と描き込んだ点にある―▼文芸評論家の藤崎康氏はこう分析。「行政は初めから危機感が薄く対応も緩慢。.....
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