Free日本遺産、北前船寄港地で連携事業 野辺地町など3町、巡回パネル展など

日本遺産「北前船寄港地」の3町連携事業をPRするする関係者=28日、野辺地町
日本遺産「北前船寄港地」の3町連携事業をPRするする関係者=28日、野辺地町

世界遺産だけでなく日本遺産も―。北前船寄港地として日本遺産の認定を受けている野辺地、鯵ケ沢、深浦の3町の教育委員会は28日、北前船ゆかりの歴史や文化を多くの人に知ってもらうため、初の連携事業を行うと発表した。30日からスタンプラリーを行うほか、野辺地町中央公民館でパネル展を始める。同町の担当者は「北前船がもたらした文化を楽しく学んでほしい」とアピールしている。

 日本遺産は地域の歴史的魅力をストーリーとして文化庁が認定し、地域活性化などを図る制度。北前船寄港地については16道府県48市町で構成されており、青森県内は野辺地町など3町が認定されている。

 28日に同公民館で行われた発表会では、各町の担当者が取り組み内容を説明。スタンプラリーは3町に設置しているスタンプを全て集めることで、最後に押印した町のオリジナルミニ船絵馬が贈られる。スタンプ設置場所は同公民館、鯵ケ沢町中央公民館、深浦町歴史民俗資料館。期間は10月末まで。

 パネル展は、3町の登録文化財などをパネル40点にまとめて紹介する。各町を巡回し、初回は30日から8月15日まで野辺地町中央公民館で実施する。

 
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