Free疲労や頭痛、発熱2回目で高く ワクチン副反応、青森県立中央病院調査

青森県立中央病院の新型コロナワクチン接種・副反応の比較
青森県立中央病院の新型コロナワクチン接種・副反応の比較

青森県立中央病院(青森市)は2日、同病院で新型コロナウイルスワクチンを接種した職員の副反応調査結果を発表した。2回目の接種後、女性1人に重いアレルギー反応「アナフィラキシー」が発生したが、1日で回復した。副反応の発生率を見ると、1回目接種後は低かった疲労、頭痛、発熱が、2回目接種後は高くなった。

 同病院のワクチン接種は6月16日までにほぼ完了。副反応の調査は20~60代が対象で、1回目接種後は1770人中1380人、2回目接種後は1728人中1323人が回答した。

 2回目接種後の副反応で発生率が高かったのは注射部位の痛みと筋肉痛で、1回目と同じ傾向。一方、疲労は1回目の24・7%が64・4%に、頭痛は17・6%が52・7%に、発熱は2・4%が43・9%にそれぞれ増加した。筋肉痛、頭痛、発熱は年代が低いほど発生率が高かった。

 ただ、副反応はいずれも接種翌日がピークで、6日後にはほとんど確認されなくなった。同病院の北澤淳一感染管理室長は「多くの人は1日で回復するので、接種翌日は仕事などを休んだ方が良い」と指摘。「新型コロナの後遺症は長く残る場合もあるが、ワクチンの副反応は回復可能。接種して抵抗力を付けてほしい」と呼び掛けた。

………………………………………

※地域のニュースはデーリー東北で。
アプリダウンロードはこちら。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録