Free「八戸麦酒」のブランディング支援/東経連ビジネスセンター

カネク醸造の山形琢一社長(右)と東経連ビジネスセンターの長谷川浩副センター長=23日、青森市
カネク醸造の山形琢一社長(右)と東経連ビジネスセンターの長谷川浩副センター長=23日、青森市

東経連ビジネスセンター(仙台市)は23日、八戸市のカネク醸造(山形琢一社長)が進めるクラフトビール製造を、マーケティング・セールス戦略支援事業に採択したと発表した。専門家がチームを組んで1年間、ブランディングや電子商取引(EC)サイトの構築を支援する。

 カネク醸造は昨年3月に設立。八戸市南郷に開設した醸造所で「八戸麦酒(ビール)」のブランド名でクラフトビール製造を進めており、8月中旬までの発売を目指している。

 事業では専門家が写真や動画の撮影、ホームページのリニューアルを手伝い、コンセプトやブランド価値を明確にする。市場調査やECサイトの開発・運営で販路開拓も支援。経費の最大200万円を東経連ビジネスセンターが負担する。

 山形社長は取材に「セールスプロモーションをどうすれば良いか悩んでいた。支援を活用し、市民のビール、県民のビールにしたい」と意気込みを語った。

 同センターは、産業支援機関や研究機関、企業でつくる任意団体。2011年度に始まった戦略支援事業の採択は東北6県と新潟県のエリアで41件目となる。

 
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