Freeハート込め名農高生お手伝い 「ジュノハート」の化粧箱組み立て

丁寧に贈答用化粧箱を組み立てる生徒たち
丁寧に贈答用化粧箱を組み立てる生徒たち

青森県立名久井農業高(浅利成就校長)の園芸科の3年生14人は16日、同校第1農場で、南部町内で栽培されているサクランボの県独自品種「ジュノハート」を梱包(こんぽう)する贈答用化粧箱の組み立てを行った。参加者は丁寧に作業を進め、町を代表する果樹のさらなる広まりに願いを込めた。

 町内各園ではジュノハートが順調に生育。高齢の生産者が多く、箱作りへの負担も大きいことから、町生産者部会(杉澤勝会長)が同校との連携事業として初めて企画した。

 作業は同部会事務局の町農林課職員が指導した。生徒たちは箱に傷を付けないよう手袋をはめ、箱本体や仕切りなどを慎重に組み立てた。

 杉澤会長は「収穫に向けていよいよ忙しくなっており、今回組み立て作業をやってもらえたのは本当にありがたい」と感謝。同校の松坂京(みや)さん(18)は「ジュノハートの出荷に関われてうれしい。多くの人に南部町のフルーツを味わってもらいたい」と話した。

 連携事業では今後、箱詰め作業やジュノハートを使ったスイーツの試食会を予定している。

 
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