Free結婚の思い出作り、自治体が後押し 三沢市、最大30万円を助成

三沢市結婚メモリアル助成金事業を告知するチラシ
三沢市結婚メモリアル助成金事業を告知するチラシ

三沢市は6月1日、市民らの結婚に伴う思い出づくりをサポートする本年度の新規事業「結婚メモリアル助成金」の申請受け付けを開始する。同市を含む上十三・十和田湖広域定住自立圏内に住むカップルに、結婚式や披露宴、新婚旅行などの費用を30万円まで助成。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けるブライダル関連業界の需要回復にもつなげたい考え。

 結婚に伴う経済的負担の軽減を図り、結婚の機運を高め、同市をはじめ同自立圏内への若年層の移住・定住を進める狙い。対象は4月1日以降に婚姻届を出したカップルで、婚姻日時点で2人とも39歳以下。いずれも同自立圏の構成市町村に住民登録があり、婚姻後も同自立圏内に住む世帯。

 助成額は同市にある事業者の利用により最大30万円。市民に限り、市外事業者を利用した場合は10万円まで補助する。4月1日~来年2月28日の期間内であれば、婚姻届受理前に行った結婚式なども対象となる。

 申請する世帯には、結婚に伴う思い出を紹介する「メモリアルシート」の作成と、同市ウェブサイトへの掲載について同意を求める。結婚を考える住民らに幸せを“お裾分け”して機運を高めたい考えだ。

 問い合わせは三沢市政策調整課企画戦略係=電話0176(53)5111、内線531=へ。

 
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