Free南部町春まつりで稚児行列 晩春の名久井岳彩る

衣装に気を払いながら階段をゆっくりと上がる稚児行列の一行=3日午前10時半ごろ、南部町
衣装に気を払いながら階段をゆっくりと上がる稚児行列の一行=3日午前10時半ごろ、南部町

南部町の法光寺周辺で3日、同町春まつりに合わせて恒例の稚児入山行列が行われ、鮮やかな色の衣装をまとい、化粧をした子どもたちが参道を練り歩き、晩春の名久井岳を彩った。

 稚児行列は例年、2日間開かれる春まつりの初日に行われるが、昨年は新型コロナウイルスの影響で春まつり自体が中止。今年は日程を1日に短縮し、感染予防対策を講じて開催した。

 行列には町内の未就学児37人が参加。ながわ農業観光案内所から法光寺本堂までの約800メートルを30分ほどかけて歩いた。道中には傾斜や階段があり、子どもたちは衣装の裾を持ち上げて足を運ぶ場面もあった。 なんぶこども園年長の嶋守莉央菜ちゃん(5)は「大変だったけれど、みんなと一緒に歩けて楽しかった」と笑顔を見せた。

 同日の春まつりでは、果樹の花見散策ウオークや寺ヨガ体験なども行われた。

 
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