Free材料技術科34人が国家検定2種目合格/八戸工業高

2種目の合格証書を手にする材料技術科の3年生
2種目の合格証書を手にする材料技術科の3年生

青森県立八戸工業高(竹谷孝治校長)材料技術科の3年生34人が、3級技能検定の「金属熱処理(一般熱処理作業)」「機械検査(機械検査作業)」の2種目でクラス全員合格を成し遂げた。同校初の快挙で、全国でも例を見ない好成績を収めた生徒は「自信につながった」と喜びをかみ締めた。

 同検定は各都道府県職業能力開発協会が実施する国家検定で、合格すると各種目の3級技能士を名乗ることができる。同科の生徒は、2年生だった1、2月中に2種目の筆記と実技の試験を受け、3月に吉報が届いた。

 生徒は授業時間以外でも互いに分からない部分や実技のこつを教え合うなどして、クラス全体で助け合いながら検定合格に向けて勉強を重ねてきた。

 栄えある結果に、長森勇斗さん(17)は「みんなで頑張った結果で、達成感がある。クラスに活気が出たので、就職や進学に向けても一丸で取り組んでいきたい」と笑顔。

 同科の前田英貴教諭(44)は「製造業に面白みを感じて勉強してくれたことがうれしい。資格を生かして、地元に貢献してほしい」と話した。

 
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