Free【センバツ】福島の出来が試合左右/初出場・八戸西の戦力分析

エースの福島蓮 
エースの福島蓮 

甲子園初出場の八戸西は、プロ注目の右腕・福島蓮の出来が試合を左右する。攻撃面はバントやヒットエンドランなどを絡めながらどこからでも得点を狙える打線。戦力を分析した。 

 【攻撃】
 昨秋の八戸地区予選から東北大会まで計9試合のチーム打率は3割5分1厘、長打は22。打線は下位まで切れ目がなく、バントやヒットエンドランなどを絡めながらどこからでも得点を狙える。

 上位の相前雄一朗は勝負強さと長打力を兼備し、チャンスメーカーにもポイントゲッターにもなれる好打者。中軸の廣田大和は打率5割4分3厘、長打6(うち本塁打2)と、共にチーム一を誇る。主将の宮﨑一綺はバント巧者で、高い機動力も絡めて好機を広げる。西谷泰成、福島蓮らは好機で勝負強さを発揮する。

 今冬は徹底的に打撃力を磨き上げてきた。重いバットを使ったティー打撃やバーベルを使った筋力トレーニング、チーム目標にしてきた「1カ月で1万スイング」の効果で、選手全員がパワーアップした。

 今月6日以降は甲子園出場歴がある下妻二(茨城)や京都外大西など関東、関西で練習試合計8試合を行い、手応えをつかんでいる。秋は控えだった冨田侑太郎や、好打率を残せていなかった村上歩夢も練習試合で長打を放つなど成長力を示した。

 小川貴史監督は「秋には結果を残せなかった選手も、得点源として計算できるようになった」と評価。「どんなパターンで攻撃を仕掛けるか悩むほど、打力はアップしている。秋とは先発メンバーが変わるかもしれない」と話している。

 【投手・守備】
 プロ注目の189センチ右腕・福島蓮の出来が試合を左右する。昨秋は全9試合でマウンドに上がり、55回2/3で防御率3・40、50奪三振だった。

 冬場は下半身強化やバランスボールを使った体幹トレーニングに励み、球速、変化球のキレ、制球力が向上。福島は「フォームが整い、安定した投球ができるようになった。真っすぐで三振を取れる自信もある」と気合十分だ。女房役の藤本楓都は「直球の初速と終速があまり変わらなくなった。球質が良くなっている」とエースを評価する。

 控え投手では平内友悠、髙間舘好誠らが制球力と変化球を生かして相手打線のリズムを崩す。髙間舘は「練習試合を通じて緩急で打たせて取る投球ができている。甲子園では控えの役割に徹し、福島を救援したい」と話す。 昨秋は失策7だった内外野の守備には、まだ課題を残している。

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